第5回「第二部 鈴木エイトさん講演」にほんばし座談会のお知らせ(2023年8月)


ジャーナリスト 鈴木エイト氏 緊急講演会

「検証・あれから1年 統一教会と日本の政治」


2022年7月8日午前11時31分、複数の銃弾が発射された。そのうちの2発は元総理安倍晋三氏に命中し安倍氏の命を奪った。

この事件は元総理大臣の暗殺事件にとどまらず、その後日本社会に大きな波紋を広げていくこととなった。「統一教会」とはいったいどんな団体なのか。それは、反共産主義を標榜し、日本政界にパイプを作り、安倍氏の祖父である岸信介元総理と関係を構築して、日本での布教活動を推し進めてきた団体である。また、日本の朝鮮半島植民地支配の責任を問いながら、日本の信者や国民から多額の献金を集めて、本部のある韓国に送金させ、莫大な資産を形成してきた。それは、ある場合は社会問題になった

「霊感商法」などの形態をとり、信者の家庭を貧困に追いやるような過激な手段を使用することさえ あったという。銃撃事件の犯人はその動機として、統一教会の活動にのめり込んだ母親の献金によって、家庭崩壊したことを取り上げているという。さらには北朝鮮にも資金提供を行い、その金額は数千億円以上に上るとも言われている。そして、教祖の指名する人と結婚する「合同結婚式」を行う団体としても知られている。



統一教会の問題を放置してきた日本。安倍元総理は統一教会の広告塔へ

1980年代には「親泣かせの原理運動(統一教会の教義を解説したものが「原理講論」であり、その教義を研究する学生サークルが原理研究会であったので、総称して原理運動という)として大学生に向け て、その勧誘に気をつけるように注意喚起されていた「統一教会」芸能人などが入信し、合同結婚式に出席するようになると、社会問題としてマスコミでも報道されるようになった。過度の献金による生活破綻や、いわゆる霊感商法などの問題を粘り強く取り組んでいた弁護士グループや市民団体などの努力で、活動は下火になったかと思われたが、今度は政治家の秘書として信者を送り込んだり、選挙でのボランティア支援を行うことで、急速に政権与党との関係性を深め、様々な重要法案では大きな影響力を発揮したのではないかと疑われている。政権与党は否定するが、与野党ともに関係した議員は自主的調査でも180人以上に上り、 政権与党の政策責任者や重要閣僚なども含まれている。


鈴木エイト氏らの執念の追跡によって明らかにされた衝撃的な事実

「自民党の統一教会汚染 追跡3000日」などの著作のある鈴木エイト氏は、統一教会がいかに政権与党との関係を構築してきたかを丹念に調べ、教会内部の情報も仕入れながら、政権与党幹部が統一教会の選挙協力を差配している可能性があることや、右派勢力の一翼として無視できない存在となっていることなど様々な問題を明らかにしている。残念ながら現在大手マスメディアはこの調査報道を取り上げることに極めて後ろ向きである。だからこそ私たち市民の手で、この問題を広く訴えていかなければならない。この講演会以降さらに注視していく必要がある。


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