活動報告ブログ

議員活動開始  

 5月1日、正式に議員としての活動がスタートしました。皆様からの付託を受け、区民の生活をしっかりと下支えし、安心・安全な自治体としての機能を監視する為にも、1日も早く議会運営に慣れていく必要があります。

 中央区議会の招集としては、ゴールデンウィーク明けの5月10日から活動が始まりました。まず、議員全員での顔合わせが行われ、新人議員のみを対象にした勉強会、その後、懇親会が開催されました。


徽章=議員バッチは庁舎内では着用義務とのことです。ちなみに中央区議会では「規律」が重視されているようです。「やじはほぼないです」とのことですが…… 

プラカードはどうなんだろう?(茶番か……)

こちらがバッチです。川畑の手には、工具の方が似合っていますかね?



新人議員勉強会   

 5月11日、区幹部職員からの区政レクチャーが行われました。議員としての求められる役割や権限と義務など、あらためて「しっかりと取り組まねば」という思いが強くなります。その後、議会関連施設の見学を行い、各委員会室、本会議場、議員図書室などを見学、庁舎の老朽化も身を持って感じました。

 1966年に建てられた現在の庁舎は、今年で築57 年。予想される首都直下地震などに果たして耐久性があるのか。今後、議会でも確認していきたいと思います。新人議員からは多くの質問が出され、活発に質疑がなされました。


「20 期新議員」なんですね。小学校入学のような気持ちになりました。


議場見学です。傍聴席はかなりの急階段です。見学の方はお気をつけて!

左)新人研修資料の表紙 右)議会スケジュール



議会控室問題   

 当選議員には区役所庁舎内に、会派控室が準備されます。しかし、ここで問題が発生しました。1人会派であるれいわ新選組の控室は「日本維新の会」、「参政党」、「都民ファーストの会」、「士魂の会」と相部屋の5人部屋。昨年まで1人会派3名の相部屋だった部屋に、5 会派5人を押し込めるという無理筋を押し付けています。お隣は同じ大きさを2人で快適に使用する某政党さん。

 私は決して「広い部屋」を求めているのではなく、区民の代表として、きちんと議会活動ができる環境を整えるのは、議会活動を保障する憲法の趣旨からは当然であると考えます。他のれいわ新人議員に聞いたところ、個室か2会派相部屋がほとんどでした。まさに区長の見識が問われる事態です。


某党さんに部屋移動をお願いしたところ拒否されたとのことです。

「荷物が多すぎて移動できない」という理由とのことです。



SNS発信についての注意   

 規律を乱し、違反行為は懲罰対象です。SNSに関してはわざわざ「SNS発信について」という資料が用意される程の徹底ぶり。特に繰り返し指摘していたのは、決定される前の情報は発信禁止との通達です。一体、何を隠す必要があるのか?現代らしからぬ方針に感じられました。

 政策合意までのプロセスは、本来は区民の方々にも、全て公開されるべきと考えます。時間はかかるかもしれませんが、意思決定プロセスを公開していくよう、働きかけていきます。


中央区議会では議員も傍聴者も電子機器の議場・委員会室への持ち込みや使用全て禁止されています。



会派と各派交渉会   

 議会では基本的な活動単位は「会派」です。政党ではありません。もちろん自民党など多くの議員を抱える政党は、議会内につの会派を抱えることなどよくあります。

 政党所属の議員が1人の場合は他の議員(無所属の場合が多い)と会派を組むか、いわゆる1人会派となります。しかし、議会運営の単位が会派を基本としており、1人会派は会派として認められず、「議会運営委員会」(傍聴可能)や、「会派幹事長会」(傍聴不可)にも参加できません。最も重要な「各派交渉会」(下打ち合わせを行う場)には参加も傍聴もできません。

 これについては、少し時間がかかると思いますが、見直しを求めていきます。



【朗報です】

ついに来年度からタブレット端末が支給され、中央区議会もついにペーパーレス化に踏み出す予定です。しかし、それまでは全て紙ベースです……


5月の活動報告   

・3日  憲法記念日 憲法集会に参加(有明防災公園)

・7日  入管法改悪反対集会に参加(高円寺中央公園)


・10日  中央区議会初顔合わせ・区政懇親会( 区役所・銀座ブロッサム)

・11日  新人議員研修会(区役所)

・12日  天畠議員車椅子修理(参議院会館)

・16~17日 足立区れいわ公認候補応援


・19 日  区議会交渉会ヒアリング(海老原議員よりヒアリング)

・20 日  シーティングセミナー(日本橋)


編集後記   

 広島サミットが終わりました。世界で唯一の戦争被爆国で開催する首脳会談。せめて平和を追求する会議にしてほしかったです。あの場所にはたくさんの市民が被曝し眠っています。韓国人の方々や、捕虜であった米国人も被曝して亡くなっています。世界の指導者には「とにかく戦争はやめろ」と言いたいですね。

 気になったことが1点。サミットに合わせて世界のNGO団体が来日して首脳会議と合わせて活発な情報発信と意見交換を行ったのだが、記者などのプレスセンターは24時間軽食が取れ、食事もバイキング形式で振る舞われたのに、NGOは狭い公民館があてがわれ、ウォーターサーバーすら提供されなかったとの報道。この後進性。NGOの重要性をいまだに理解しない

日本政府には日本国民として恥ずかしい思いです。

 初めてのれいわ新選組ニュースレターはいかがでしたでしょうか?皆様のご意見をお寄せいただければ助かります。

 まだまだ議会の「しきたり」がわからないので、広く浅い内容になっていますが、引き続きご支援をお願いいたします。

 皆様方の感想・ご意見をお待ちしております。衆議院解散総選挙が取り沙汰されていますが、これから梅雨入りと暑さが厳しくなりますので、お体に気をつけてお過ごしくださいませ。

 また次号にご期待ください。

日頃より川畑よしともの活動をご支援いただきありがとうございます。川畑よしとも事務所スタッフです。


中央区議会議員選挙は4月16日に告示され、明日23日が投票日。本日は皆様に川畑の思いを訴える最終日となります。道々でお声がけくださった地域の皆様、川畑の活動を支えてくださる支援者の皆様、志を同じくして選挙戦を戦ってきた他の候補者の皆様、選挙を支える全ての関係者、皆々様方に感謝申し上げます。本日最終日も力の限りお声がけし、思いをお伝えできればと思います。


選挙は多くの方が関わります。多くの方の思いを乗せて選挙戦が進んでいきます。有権者の皆様、関心のあるトピックだけでもチェックして、ぜひ投票していただければと思います。一人ひとりの行動が地域を変える力になると信じています。


***


さて、駆け抜けたこの1週間。皆様からいただいた写真や動画、Twitterでのつぶやきを本記事でご紹介し、振り返ってみようと思います。川畑よしともってこんな人なんだな~こんなことを考えているんだな~というのが少しでも伝われば幸いです。


一日目~二日目:4/16、4/17

4/16トルナーレにて

4/17 選挙ポスター掲示板で。川畑を照らす光…!


三日目~四日目:4/18、4/19

4/18 山本代表と勝どき街宣




4/19 浜町から東日本橋まで、弁護士の元衆議院議員 辻恵先生とともに練り歩き!

五日目~六日目:4/20、4/21


七日目 :4/22  


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川畑よしともを、何とぞよろしくお願いいたします!


▼川畑ってどんな人?



▼川畑の政策・理念って?


日頃より川畑よしともの活動をご支援いただきありがとうございます。中央区のこれからを考える会スタッフです。 


2023年3月11日に第4回目となる 「にほんばし座談会」を開催しました!

3月11日は、日本に住む誰しもが忘れられない日。 そう、東日本大震災が発生した日です。今回の座談会も、「東日本大震災から12年、今こそ中央区の防災と避難所、原発について考える。」というテーマで、地域防災についてお話をさせていただきました。

<当日は、川畑から中央区の防災計画について課題を提起しました。>

    

防災は地域に住む人全員に関わる問題です。中央区の防災計画はどうなっているのか?わたしたちには安心して避難できる場所があるのか?

当日は中央区の資料を用いて防災方針について確認し、地域に住む者同士、もしもの時にどうするのか真剣に議論を交わしました。


<発表スライドより一部抜粋>    


これまでも、中央区の予算の使い方に疑問を呈してきた座談会ですが、今回は、防災関連費で緊急告知ラジオが一番に掲げられ、約7600万円もの予算が割かれている点を指摘しました。

中央区では少なくない額の予算が防災関連項目に割かれていますが、予算の使い方として適切なのだろうか、例えばインクルーシブ防災の考え方を組み入れた整備など、予算配分を見直すべきではないかといった議論が交わされました。

<会場の様子>    


また会場からは、「都市整備費」や「土木費」に予算を割き、目下再開発を進める中央区の現状を踏まえ、ビルを建てるのであれば、防災を意識した建物にするようするべきだといった意見が出されました。


「身近な街整備で安全な中央区へ!」

また、「もちろん地域に住む自分たちも防災に対する意識は大事だし、実際取り組んでいる。ただ、どうしても自助で補えない部分はあるわけで、そういった部分にこそ、公助の力を発揮すべき」との声があげられ、会場、ZOOM交え大いに議論を交わしました。

川畑も、公助中心の「安心して生きられる中央区」という理念を掲げています。まずは「公助」をしっかり充実させる、そしてもちろん自分たちも主体的に防災や地域づくりに取り組むんだという思いを会場の皆さんと共有しました。


多くの方に囲まれて、事務所開き

座談会と併せて、事務所開きも行いました。弁護士でありれいわ新選組の、つじ恵 参議院政策委員も駆けつけてくださり、皆さんの前で決意表明させていただきました。

<事務所をお披露目しました!>

昨年から始めた活動ですが、川畑の元に集まってくださる方が一人、また一人と増え、こうして事務所で多くの人に取り囲まれて事務所のお披露目を出来たこと、非常に嬉しく思います。

今後も、中央区をよりよくするための活動を行っていきますので応援のほど、何とぞよろしくお願いいたします!

▼▽ボランティア大募集▽▼

中央区のこれからを考える会ではボランティアを大募集しております!少しでもご関心を持っていただけましたら こちら からぜひお問い合わせいただければと思います。お待ちしております! 


いつもご支援いただき心より感謝申し上げます。

引き続き、川畑よしともを何とぞよろしくお願いいたします。 

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中央区のこれからを考える会 代表 川畑よしとも

川畑善智 | かわはたよしとも | Kawahata Yoshitomo

  



市民同士で中央区政について語り合ってみませんか?中央区のこれからを考える会の主催する座談会のご案内です。

第4回にほんばし 座談会

東日本大震災から12年、中央区の防災と避難所について考える。

東日本大震災から12年。その後、毎年のように大きな災害が発生し、多くの人々が避難する事態が発 生している。地域住民が安全にそして安心して避難するために求められる行政と避難所の役割とは。


[ 日時 ] 2023年3月11日(土) 10時~11時 ※9時半開場

[ 主催 ] 川畑 よしとも 中央区のこれからを考える会

[ 場所 ] 中央区立産業会館 東京都中央区東日本橋2−22−4 部屋番号:4階集会室3、4

[ 形式 ] 対面とZOOM参加が可能なハイブリッド方式

[ ZOOMでのご参加 ] ZOOMリンクは本フォームにご登録いただいたメールアドレスにご連絡します。

[ 参加費 ] 無料

※本イベントは終了しました。ご参加いただきありがとうございました。
※後日、イベントの様子等、ブログで発信させていただく予定です。  


【あの日から12年。未曾有の災害で死者行方不明者2万2千人、いまだに3万8千人の方が避難生活を送っています。私たちは何を学び、何を教訓としたのか、中央区の防災政策と共に考えます。】


2011年3月11日午後2時46分、私は東京都江東区のとある障害者施設で車椅子の採寸を行っていました。採寸が中止になった施設を後にし、「帰宅困難」や「ガソリン不足」、「原発事故」など一連の出来事があり、災害対策の重要性を嫌というほど感じました。

東日本大震災では死者行方不明者2万2千人以上、そして福島第1原発事故により、現在でも3万8千人が避難生活を強いられたままです。東日本大震災以降も熊本地震や広島県での土砂災害、台風19号被害など、毎年のように巨大災害に見舞われる日本。首都直下地震の30年以内の発生確率は70%。今後ほぼ確実に発生すると予測されてます。


災害発生時に必要な備えとは。あなたは安心して避難できる場所がありますか?

​​​​​​災害発生時に重要となるのが「避難所」です。

東京においても2019年の台風19号による多摩川の氾濫により、世田谷区・大田区で40戸が浸水被害を受け、17,000人が避難所に避難しました。避難所はその多くが学校施設や公民館などの公共施設が使用されることが多いです。

しかし、そもそも避難所は発災後7日間の運営を想定して設置されます。また、NGOによる難民支援の世界基準である「スフィアプロジェクト」では避難者1名あたり3.5平米を求めているのに対し、日本では規定自体がなく中央区では3.3平米あたり緊急時最大4人までとなっており、難民キャンプの実に4倍の密度です。一人畳半畳のスペースでプライバシーもないような状態です。また、特別な配慮を必要とする方への考慮は具体的な検討が始まったばかりです。​​


中央区の防災対策 隅田川+ タワーマンション+人口増加+津波→旧来のマニュアルで大丈夫?

中央区の防災計画に避難所は小中学校及び区の大規模施設が列挙されています。

しかし、多様なニーズに応える避難所の整備はまだなされていません。中央区の来年度当初予算を見ると、災害関係で最もお金をかけているのが「緊急告知ラジオの有償頒布」です。7600万円を予算化。区民なら1台二千円で購入できるようにするというのですが、どのくらい高性能なラジオなのか、議会での調査が必要ではないでしょうか。その一方で都市再開発には278億円を投入。ユニバーサル避難所の整備やタワーマンション防災指針の策定など、課題は山積しています。


福島から避難している方が3万8千人。原発再稼働の前にやるべきことがあるのでは? 

福島第一原発のメルトダウンと建屋の水素爆発による放射性物質の飛散によって、地域住民が避難を余儀なくされてから12年。未だに3万8千人が故郷を離れ、避難生活を余儀なくされています。政府はGX(グリーントランスフォーメーション)の名目で、原発の再稼働と稼働期間の延長、そして新型炉の建て替え推進にまで舵を切りました。これは、事故の後始末も終わらないままの見切り発車ではないでしょうか。ロシアのウクライナ侵攻でも明らかなように、一度紛争当事国となれば、原発は攻撃目標になることを理解すべきです。まさに日本国の安全が問われています。


[ 参考 ]


*** 

次回3月11日開催の「にほんばし座談会」では、東日本大震災から12年経過した今こそ、中央区の防災、および、避難所や原発について考えます。

お申し込みは以下リンクにて。ぜひ、ご参加ください!

▼▽ご参加申込はこちらから▽▼


ここまでご覧いただきありがとうございました。

日々感謝の気持ちを忘れず活動して参ります。

川畑よしとも

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中央区のこれからを考える会

川畑善智 | かわはたよしとも | Kawahata Yoshitomo


日頃より川畑よしともの活動をご支援いただきありがとうございます、中央区のこれからを考える会スタッフです。

さて、昨年から開始しました「にほんばし座談会」も2023年2月18日の開催で第3回目の実施となりました。今回は、参議院議員 天畠大輔氏にもご参加いただき、「重度訪問介護」について議論しました。


<当日、障害を持つ方の支援について語る川畑>  


第3回目のテーマは「重度訪問介護」。国政から地方自治体レベルまで、問うべき課題が山積している重要なトピックです。また、この課題は、重い障害のある方のための車椅子を製造・販売してきた川畑にとってもずっと対峙を余儀なくされてきた、いわばこれまでの人生と切っても切り離せないテーマでもありました。

※川畑のこれまでの経歴についてはぜひ プロフィールページ をご覧いただければと思います。


当日は、政策の問題点のみならず、川畑自身の経験や天畠議員のお考え、また会場にも福祉に関わる方や障害をお持ちの方もご参加いただき、会場に参加する全員で深く議論を進めることができました。


<発表スライドより一部抜粋>  

川畑からは「国がやらないなら私達がやる!基礎自治体の気概と矜持を知ってほしい。自治は育てるもの」とのメッセージをお伝えし、地方自治体の取り組みの例としてさいたま市のケースをご紹介しました。

また、天畠議員からは重度訪問介護制度の現状の問題点、ならびに、その問題が温存される背景について解説いただきました。


<今回特別ゲストとして参加いただいた天畠議員。ポスターにも一緒に写っていただいています!>  


会場の議論より - 合理的配慮とは対話によって作られていくもの

特に今回印象に残ったのが、ニーズが違う人たちの調整をどうしていくのか、合理的配慮とはどこまでのことをいうのかといったご質問に対し、天畠議員はまず対話することが大事だとお話されていたことでした。

天畠議員からは「合理的配慮とは、対話によって作られていくものだ」、「合理的配慮とは配慮する側と配慮される側の対話が大事。対話が不十分だとチグハグな制度になってしまう」とのご回答。これに対し会場の別の参加者からも「合理的配慮とはこれ!と言うものではなく対話によって生み出されるものというお話が、とても腑に落ちました、今日の座談会のお土産にします。本日は本当にありがとうございました」という声が寄せられました。


***


今回はこれまで以上に多くの方が会場まで足をお運びいただきました。

イベント運営の面で至らない点もあったかと思いますが、天畠議員、会場の皆様で和やかな雰囲気を作ってくださったおかげで、無事に会を終えることができました。スタッフ一同心より感謝申し上げます。ありがとうございました!今後とも何とぞよろしくお願いいたします。


次回の座談会は3月11日開催を予定しておりますので、次回もぜひご参加ください!

<最近の川畑。最近はお声がけいただくことも多くなってきました!>


なお、今回の座談会の発表内容を聞きたいという場合には、 こちら から第3回にほんばし座談会のアーカイブ配信希望の旨記載の上、お問い合わせいただければと思います。 

 ※アーカイブ配信について、にほんばし座談会参加登録済みの皆様には個別に関連案内をお送りしますので、個別のご連絡は不要です。


いつもご支援いただき心より感謝申し上げます。

引き続き、川畑よしともを何とぞよろしくお願いいたします。


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中央区のこれからを考える会 代表 川畑よしとも

川畑善智 | かわはたよしとも | Kawahata Yoshitomo    





 市民同士で中央区政について語り合ってみませんか?中央区のこれからを考える会の主催する座談会のご案内です。

  

第3回にほんばし 座談会 

障害を持つ方の支援について考える
「重度訪問介護」が仕事や勉学で使えない?

2名の重度障害を持つ国会議員の誕生から注目を浴びた「重度訪問介護」。なぜ、仕事をすると使えないのか、制度の課題を探りより良き未来に向けて一緒に考えましょう。!毎回大好評開催中!


[ 日時 ] 2023年2月18日(土) 14時~15時 ※13時半開場

[ 主催 ] 川畑 よしとも 中央区のこれからを考える会 

[ 場所 ] 東京都中央区日本橋堀留町1−10−1カクタビル2階会議室 ※ZOOMでも実施

[ 形式 ] 対面とZOOM参加が可能なハイブリッド方式

[ ZOOMでのご参加 ] ZOOMリンクは本フォームにご登録いただいたメールアドレスにご連絡します。 

[ 参加費 ] 無料

[ お申込み方法 ] 以下のフォームよりご登録ください。

※本イベントは終了しました。ご参加いただきありがとうございました。

※後日、イベントの様子等、ブログで発信させていただく予定です。




重度の障害を持ちながら国会議員として働く3名の議員。様々な 障害を持ちながらも勉学・仕事をする人々。その共通する課題とは?

「国会議員だからといって特別扱いするのは違う」「国会議員は高額所得でスタッフもつく。政治家は個人事業主だから、事業主の責任で対応すべきだ」【日本維新の会代表(当時)松井一郎氏】(共同通信2019年7月30日)

これは、れいわ新選組から参議院選挙に出馬し当選した、船後靖彦議員と木村英子議員の2名の国会議員に対する介助支援の費用を参議院が支出することを決めたことに対する松井氏の言葉です。船後氏と木村氏は重度の障害を持ちながら、船後氏は介護事業所の経営者として、木村氏は自立生活センターの事務局長として活動をしてきた経歴があります。その二人が国会議員となり、当事者の声を国会に届ける存在として注目を集めました。しかし二人が国会議員として働くためには、様々な条件整備や活動支援が必要なことは明らかです。段差解消などの環境整備をはじめ、水を飲んだり資料を探したり、場合によっては言葉にして表したりする支援を行うことが、はたして「特別扱い」にあたるのか、「自己責任」で行うべきことなのかが問題となっています。


重度障害者の生活を支える「重度訪問介護」。なぜか仕事や勉学には使えないって・・・

障害者総合支援法によって重度身体障害者が食事や排泄、その他生活全般にわたる援助を必要とする場合に利用できるのが「重度訪問介護」です。しかし、厚生労働省告示523号で「​​通勤、営業活動等の経済活動に関わる外出、通年かつ長期にわたる外出及び社会通念状適当でない外出を除く」という縛りが設定され、平たく言えば「通勤通学や仕事にはこの制度は使えませんよ」という告示を出しているのです。にわかには信じがたいですが、仕事や勉学することは憲法で保障された基本的人権の一つであるのにも関わらず、重度の障害者は仕事や勉学に励むと、必要な介助が受けられないという、なんともあり得ない法制度の中に置かれています。船後氏と木村氏は国会で仕事をするために激しい選挙戦を戦って国会議員となりました。しかしながら、いざ活動しようとすると、議員活動は経済活動と見做され必要な介助支援が受けられなくなるというのです。松井氏はこの事実を知ってか知らずか、二人の「わがまま」だと切り捨てたのです。


誰もが希望する仕事や勉学ができる社会。中央区(基礎自治体)でできることは何か?

さいたま市では、2019年、一人の女性の訴えをきっかけに、仕事中のヘルパー代を全額補助する制度を作りました。「仕事中に水を飲むことも、トイレに行くことも我慢した」さいたま市のIさん。就労中の身体介護を求めて2017年にさいたま市に要望書を提出。さいたま市は国に対して「在宅勤務の障害者の勤務時間中の重度訪問介護利用」を提案、しかし、厚生労働省は提案を拒否。「労働によって利益を受ける企業が負担すべき」という理屈なのです。

障害者の就労環境が劇的に改善され、どこの職場でも十分な介助者が配置されているのならいざ知らず、重度障害者の就労は極めて困難であり、「せっかく採用してくれた企業にお願いできない」というのが当事者の声です。

業を煮やしたさいたま市は、市として独自の就労支援制度を作ることを決意しました。令和2年度は6名の重度障害者の方がこのさいたま市の制度を使って就労しています。さいたま市の担当者「​​重度の障害のある人を働きやすくすることは、生きがいを持って生活するために必要な支援です。この制度を使っていきいきと働く重度障害者の姿を見ることで、他の人も就労意欲を持っていただける。国の制度として広がることを願っています」と述べました。

国と県はさいたま市の制度開始から1年半後、3/4の助成を決めました。市が国を動かしたのです。しかし告示523号はそのまま残されたままです。

[ 参考 ]

朝日新聞デジタル 2020年10月3日 松浦 新「重度障害者が就労時の介助 さいたま市の制度に国が追随」 

BUZZFEED 2019年7月26日 岩永 直子「なぜ仕事中や学校でヘルパーが使えないの?障害者を生きづらくさせている日本の障害福祉制度」

駒崎弘樹認定NPO法人 フローレンス会長 2019年8月14日「忘れがちな、重度訪問介護のもう一つの論点」


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次回2月18日開催の「にほんばし座談会」ではこうした、障害を持つ方を取り巻く状況について取り上げ、障害を持つ方の支援について考えます。お申し込みは以下リンクにて。ぜひ、ご参加ください!


▼▽ご参加申込はこちらから▽▼



ここまでご覧いただきありがとうございました。

 日々感謝の気持ちを忘れず活動して参ります。

川畑よしとも 

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中央区のこれからを考える会

川畑善智 | かわはたよしとも | Kawahata Yoshitomo


「中央区のこれからを考える会」運営スタッフです。1/14に第2回目となる「にほんばし座談会」を実施しました!

年明け初めてのイベントということで、前回よりもご参加が少ないかと予想していましたが、予想に反して前回同様に多くの方にご参加いただきました。

今回は特に会場参加の方が多く、新たな年を迎えて早々区民同士で語り合うことができる喜びを感じると同時に、ぜひ今年は区民の力を結集させよりよい区政の実現を目指していければ…と感じました。


<当日、課題を伝える川畑>


さて、第2回目となる今回の「にほんばし座談会」では、「ハッピー買物券」を取り上げ、その課題について指摘しました。


「中央区のこれからを考える会」代表の川畑からは、川畑自身が朝早くに並んだものの購入できなかったことや現場で肌で感じたオペレーションのまずさについて皆さんに共有させていただくとともに、「ハッピー買物券」事業そもそもの事業設計や進め方について議会議事録等を交えてより深い視点から課題点を洗い出し、区民の皆さんと議論しました。


<発表スライドより抜粋>


特に、16歳未満は購入不可の点、いまだにデジタル化されていない点については会場からも驚きの声があがりました。同時に、他自治体では同様の事業でデジタル化がすでになされていることなど会場参加者からも情報共有いただきました。


今回は、中央区内外で活動をしてらっしゃる方々より、中央区の昔ながらの課題とそれにどう立ち向かっていくか、他自治体での様子など、より踏み込んだ話をお聞かせいただき、まさに「中央区のこれからを考える会」として、課題の指摘だけにとどまらず未来に向けてどう変革していくかという目線で議論ができたのではないかと感じました。


 参加者から寄せられた声

今回の座談会にご参加いただいたみなさまから寄せられた声などを一部ご紹介します。

  • ちょうど東京都の小池百合子知事から18歳以下の都民に1人あたり月5000円程度給付するといった方針が示されたが、これについてどう考えるか知りたい。
  • 中央区に長く住んでいるが、中央区はかなり硬直的な土地柄で、なかなか変革するのが難しい部分がある。今回もハッピー買い物券の問題を取り上げてくれたが、今後もぜひ頑張ってほしい。
  • 座談会に参加して、参加者同士の交流が持てたことが良かった。
  • 一見華やかなイメージのある中央区だが、長く中央区で生活をされてきた方の声から、実態は必ずしもそうではないことも分かった。


今回も、皆様からいただいた励ましのお言葉、アドバイスに発奮し、今年もより一層頑張っていかねばと感じました。次回の座談会も、皆さんと活発な議論を交わし、そしてわたしたち区民の思いを区政への反映していけるよう目指していきたいと思っています。


この度は本当にありがとうございました!

次回の座談会は2月開催を予定しておりますので、次回もぜひご参加ください!

<最近、街を走り回る川畑です>


なお、今回の座談会の発表内容を聞きたいという場合には、 こちら から第2回にほんばし座談会のアーカイブ配信希望の旨記載の上、お問い合わせいただければと思います。

※アーカイブ配信について、にほんばし座談会参加登録済みの皆様には個別に関連案内をお送りしますので、個別のご連絡は不要です。 


いつもご支援いただき、感謝申し上げます。引き続き、川畑よしともを何とぞよろしくお願いいたします。

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中央区のこれからを考える会 代表 川畑よしとも

川畑善智 | かわはたよしとも | Kawahata Yoshitomo  


日頃より川畑よしともの活動をご支援いただきありがとうございます、中央区のこれからを考える会スタッフです。

さて、 こちら でも告知しておりましたが、2022年12月17日に第1回「にほんばし座談会」を開催しました!今日は座談会の報告内容や当日の様子をご報告させていただこうと思います。


記念すべき第1回目となる今回は、中央区の臨時給付金を取り上げ、ご参加いただいた皆様と議論を交わしました。

川畑よしとも からは、令和4年第3回中央区議会定例会で可決された臨時給付金の制度について概要を説明し、その課題点についてご報告させていただきました。

<発表の様子:川畑よしとも/中央区のこれからを考える会>

中央区の臨時給付金は、物価高騰への影響と区民への生活の支援を目的に区内共通買物・食事券を一人当たり12,000円支給するというものですが、支給が『65歳以上の区民』に限定されている点など、主な課題点を整理しました。

<報告事項より抜粋>

また、臨時給付金の事業にかかる総予算やコストの構成比について確認したほか、もう一段マクロ的な観点から中央区の財政支出構造にどのような特徴があるのか、また中央区の人口構成や直近の傾向なども併せて分析し、今後の中央区の在り方について参加したみなさまと共に議論を交わしました。

川畑からは、中央区のこれからを考える会の代表として『「誰にも優しく、安心して生活ができる、そんな中央区でありたいよね」、この思いを実現するためにも現在の区政変革を』、『区の現状を直視して、今後20年30年の将来像を考えた政策を立案・実行できる勢力を区民の力で』といったメッセージを提示させていただきました。


<会場の様子:多くの方にご参加いただきました!>

川畑の発表に続くディスカッションでは、他自治体と比較した場合中央区はどうあるべきか、参加いただいた皆様からご家庭の状況やご経験について共有いただきながら、このような支給事業はどう制度設計すべきか各人のお考えをお話しいただくなど、活発な議論が交わされました。


今回は第1回目で不慣れな運営であったのにも関わらず、ご参加いただいた皆様には温かいお言葉をいただき、要所要所でフォローいただきました。お陰様で、本当に実りある座談会となりました。時勢柄もあり、また、中央区という土地柄もあり、顔を合わせて語らうということがなかなか難しいように思っていたのですが、様々な逆境がある中でも、こうやって区民同士で本音で語り合えるというのは非常に心強く思います。

皆様からいただいたフィードバックを今後の活動に参考にさせていただきながら、引き続き、次回の座談会の準備を進めてまいりたいと思います。この度は本当にありがとうございました!


<川畑よしとも:今回の座談会準備時の様子。次回もご期待ください!>


なお、今回の座談会の発表内容を聞きたいという場合には、 こちら から第1回にほんばし座談会のアーカイブ配信希望の旨記載の上、お問い合わせいただければと思います。

※アーカイブ配信について、にほんばし座談会参加登録済みの皆様には個別に関連案内をお送りしますので、個別のご連絡は不要です。


いつもご支援いただき、感謝申し上げます。引き続き、川畑よしともを何とぞよろしくお願いいたします。

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 中央区のこれからを考える会 

代表 川畑善智 | かわはたよしとも | Kawahata Yoshitomo  


2023年、新たな年のはじめに、市民同士で中央区政について語り合ってみませんか? データを元に、市民目線でくらしと区政のあり方を考えます。 


第2回にほんばし 座談会

2023年みんなで検証する「ハッピー買物券」、データで考える中央区政の疑問 

[ 日時 ] 2023年1月14日(土) 14時~15時

[ 主催 ] 川畑 よしとも 中央区のこれからを考える会

[ 場所 ] 東京都中央区日本橋堀留町1−10−1カクタビル2階会議室 ※ZOOMでも実施

[ 形式 ] 対面とZOOM参加が可能なハイブリッド方式

[ ZOOMでのご参加 ] ZOOMリンクは本フォームにご登録いただいたメールアドレスにご連絡します。

[ 参加費 ] 無料

[ お申込み方法 ] 以下のフォームよりご登録ください。


※本イベントは終了しました。ご参加いただきありがとうございました。

※後日、イベントの様子等、ブログで発信させていただく予定です。

川畑よしともです。今回は、中央区のプレミアム商品券「ハッピー買物券」についてレポートします。  


2020年、区民みんなが楽しみにしている「ハッピー買物券」。 大いに期待し、役所の指示通り朝9時に区役所前に行くと・・・ 

中央区の発行する商品券は20%のプレミアム付きで、中央区民が区政に期待する施策の一つです。少し早めに行ったものの、すでに多くの人々が区役所庁舎前に並んでいました。区役所職員が列を整理する様子もありません。区役所前はすでに混乱の極みです。警察も出動し、最悪の事態だけは回避しようとしていましたが、そもそもなぜこんな事態になったのでしょうか。 


なぜ、こんな事態になったのか。原因を探っていくと、区政の課題が見えてきた。 

私は、この出来事にこそ中央区政の問題が端的に表れていると考えています。まず、コロナ禍による、区民の経済状況の深刻さに関する認識が甘すぎたのではないでしょうか。

また、販売方法とオペレーションが不十分であった点も指摘せざるを得ません。コロナ禍にも関わらず、先着順での販売であれば、人が集中してしまうことは、容易に予見できたにも関わらず、区民への注意喚起も十分にしていませんでした。だから、あのような混乱を生じさせてしまったのです。

また「ハッピー買物券」は、紙の販売のみでDX化が進む兆しすら見えないというのも、一区民としては首を傾げます。デジタルにして決済後に受け取れるようにすれば印刷や郵送などの経費も削減できます。

販売に先立つ区議会において区議の一人が懸念事項を質問しましたが、区は「準備をしており、人も配置するので大丈夫」との答弁に終始。結果、この区議の懸念通り大混乱となったのです。この経緯を見るに、実際には区民生活の困窮に関心が薄く、当日の販売にも全く危機感を持っていなかったというのが明白なのではないでしょうか。

区民が楽しみにしている「ハッピー買物券」。課題はあるが改善に向けた議論を。

販売時のゴタゴタがあり、翌年からの販売は事前申し込み制となったものの、買物券本体はいまだ紙のまま、デジタル化はされていません。都内でも大田区や目黒区などがいち早くデジタル商品券の販売に着手し、特に目黒区は紙の発行に要するコストを削減、プレミア率を30%にしています。 

もう一つ指摘すべき問題が「ハッピー買物券」には年齢制限が設けられており、16歳未満では購入できないということです。理由は「買物券の主目的は地域振興であり、義務教育を終える程度の年齢でないと理解できない」(区議会答弁)との説明には疑問を感じざるを得ません。子供たちこそ優先的に購入できるようにすべきではないでしょうか。

そもそも中央区は財政が非常に豊かであるのにも関わらず「ハッピー買物券」にかける予算額が少なすぎます。本事業予算総額は18億円であり発行コストは5.4億円です。区の予算規模1,248億円のわずか1.4%です。

現下の経済状況を考えれば、消費刺激効果が高く、区内事業者への経済的支援効果も高い「ハッピー買物券」の販売規模の拡大と、年齢制限の撤廃は必須と言えるのではないでしょうか。事業者の経営が改善すれば税収のアップも見込めます。早急に取り組むべきだと考えます。 


【ご参考】令和4年度区内共通買物・食事券(ハッピー買物券)の概要(※1)

区内共通買物・食事券の発行/542,683千円

  • 発行総額:18億円(プレミアム20%)
  • 発行時期:令和4年6月中旬
  • 利用期限:令和5年3月末
  • 販売方法:区民・在勤者を対象に事前申込制とし、申込多数の場合は抽選(区民優先)とする。

なお、購入対象は、令和4年5月13日で16歳以上の区内在住・在勤者限定(※2)。

[ 出典 ]

※1:令和4年度 中央区予算(案)の概要https://www.city.chuo.lg.jp/kusei/zaisei/yosan/r4/zaisei_time_20220208.files/r4yosanngaiyou.pdf

※2:広報紙「区のおしらせ ちゅうおう」令和4年4月21日号https://www.city.chuo.lg.jp/kusei/kohokotyo/koho/r03/040421.files/20220421.pdf

[ その他参考 ]

中央区公式ホームページ, 中央区の人口・世帯数(令和4年11月1日現在), 2022-11-17最終アクセス. https://www.city.chuo.lg.jp/smph/kusei/statisticaldata/zinko/tyuuoukunozinkousetaisuu.html

中央区公式ホームページ「令和4年度中央区予算(案)」より​https://www.city.chuo.lg.jp/smph/kusei/zaisei/yosan/r4/zaisei_20220331.html

目​​黒​​区商店街連合会ホームページより

https://meguropretkt.com/​​​​​​​​​​​​

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今回取り上げた「ハッピー買い物券」は、コロナ禍もあり私も含めて中央区民が購入を待ちわびていたものでした。それが、この体たらくです。人々の期待感が大きかった分、失望も大きかったですね。

私たちが今行おうとしているのは、決して犯人探しではなく、この事態に至った原因はなにか、事実をしっかりと見つめて考察し、今後のより良き政策運営に活かしていくことです。

発行コストにかけるお金を削減できたら、必要な方の範囲も広げられます。 

東京都内他区では、デジタル商品券の DXなどにより先進的な取り組みをしている自治体があるのにも関わらず、中央区では改善への機運が乏しく、前例踏襲型の施策をこなすだけになっているのではないでしょうか?そこにこそ予算を投入しDX化した仕組みを構築することが求められているのではないでしょうか。

次回1/14(土)に予定している「にほんばし座談会」では、この「ハッピー買い物券」を取り上げ、課題点の確認とより良い施策の在り方の検討、他自治体の先進的な取り組みを中央区でも実現させるにはどうしたらいいのか等、みなさまと一緒に議論できればと思っております。 ご関心がおありでしたら、以下より、ご参加登録いただければと思います。       




ここまでご覧いただきありがとうございました。

日々感謝の気持ちを忘れず活動して参ります。

川畑よしとも

// 中央区のこれからを考える会 //

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代表|川畑善智 | かわはたよしとも | Kawahata Yoshitomo