中央区全区民に防災カタログギフト配布事業を開始
6 月第2 回区議会定例会で可決承認された家庭内備蓄促進事業「全区民一人 5,000 円相当の防災カタログギフト配布事業」が 11 月 19 日より開始された。これまでの区の「区民全員への一律給付事業は考えない」という姿勢からの大転換であり、直近で初めての区民一律全員給付事業となった。本事業は高齢者から赤ちゃんまで全員対象とするだけでなく、未来の区民、つまり2025年 3 月31 日までに区民となった方をも対象とするなど画期的な内容である。注文方法がわからない方のためにコールセンターを開設する。また、区役所でも専用窓口を設置し区民からの問い合わせに万全を期す。昨年、区民への自転車用ヘルメット購入費一部補助事業が実施されたが、この補助は期間限定であり、かつ制度開始以前に既に購入した区民は対象外、さらに指定の販売店でしか扱えないという限定的な補助事業であった。この 1年で大きな飛躍があったと言っても過言ではない。改めて区議会でも声を上げ続けることの重要性を痛感した。提出した予算要望書でも取り上げたハッピー買物券事業の更なる拡充と合わせて全区民対象とした区独自の季節ごとの給付金事業の実現を引き続き訴えていきたい。
第3回区議会定例会と決算特別委員会開催報告
9月18日から 10月17日まで第3回区議会定例会が行われ、うち2週間は決算特別委員会が開催された。令和5年度決算では、一般会計総額1630億円、特別会計を加えた四会計合計では 1890億円という過去最大規模に。主な支出性質別では人件費や扶助費など義務的経費が350 億円21.3% 、街づくりや都市整備などの投資的経費が525億円32.2%、物件費が270億円で16.8%、そして積立金が267億円16.4% であった。他区と比較することで中央区の支出傾向が明確化するが、特徴的なのは投資的経費の大きさだ。台東区は令和5年度の投資的経費は 88 億円で予算に占める割合は7.6%。中央区は台東区のなんと6倍の投資的経費を使っている。開発が続く港区でも令和5年度の投資的経費は204億円で12.1%。中央区の予算がいかに開発と都市整備に偏っているかがわかる。いつまでも開発中心の行政ではなく、防災や教育・子育て高齢者支援など新たなニーズへの支出に切り替える必要があるのではないか。区独自の奨学金制度を作るなど検討課題は山積みである。そして年間267億円もの巨額の積立が本当に必要なのか更なる検証が必要だ。
都心・臨海地下鉄新線推進大会参加報告
昨年に引き続き「都心・臨海地下鉄新線推進大会」に参加。交通不便地域である晴海エリアにおける交通問題解決の切り札とされるこの計画。現状はBRT などのバス運行で賄っているが、来年完成する2 つのタワー棟による更なる人口増加もあり、晴海の交通問題は深刻さを増している。そこに東京駅を起点とし、銀座、築地を経由し晴海を通りビックサイトまで地下鉄を通す計画が浮上。東京都も本腰を入れ始めた。以前はゆりかもめの延伸なども計画されていたが、ゆりかもめでは大量・高速輸送ができないため中央区が拒否し現在に至っている。築地再開発に関する問題はあるが、臨海部を走る地下鉄は長期的視野に立てば絶対に必要。地下鉄を羽田空港アクセス線、TX と繋げて羽田から筑波まで1本で行ける優位性は極めて高い。しかし、どんなに急いでも開業は2040 年代。場合によっては部分開業も必要ではないだろうか。
閑話休題
先日、勤務中にお客様から「あなた、れいわ新選組って知ってますか?その、れいわの国会議員さんが頑張ってくれたおかげで私たちは、通勤や通学にもヘルパーを使えるようになったの。まだ一部だけどね!」と言われました。そうですね! 舩後さん、木村さん、天畠さんの議員活動は社会に大きな影響を与えてくれています。ただ『重度の障害があっても働きたい、働いている』方の支援(介護)の問題は解決はしていません。『重度訪問介護や同行援護の制度をお仕事で使えない問題』は今各自治体独自の施策によってかろうじて手当てされているようです。例えば、千代田区では新しい職場や学校に慣れるまではヘルパー派遣OK(移動支援事業)とあります。本来は障害者総合支援法に基づいた福祉サービスの範囲でもって、仕事でも政治活動でも勉強でも研究活動でも何でもやりたいですよね!
トルナーレ街宣
行政視察向日市
行政視察北九州市
日本橋中学校開校50周年
令和6年度中央区功労者表彰式
フレンドシップコンサート
銀座中学校開校40周年記念
北区佐藤区議と柏崎原発視察ツーリング
清洲橋ライトアップ
国際福祉機器展セミナー
編集後記
今回の編集後記はお気に入りスポットの紹介。
クリスマスに向けてコレド周辺や銀座など街路樹がライトアップされたエリアもあるが、私はライトアップされた橋の眺めが好きだ。特に清洲橋は美しい。ドイツケルンの吊り橋をモデルとした優美なデザインを見事にライトアップしている。これは国の重要文化財にも指定されている。千代田区にある日本橋川にかかる鎌倉橋には、1944年米軍による空襲時の機銃掃射の弾痕跡が今も残る。永代橋にも焼夷弾直撃の跡が未だに残されている。反戦を考えながら来年は橋を巡るツアーを検討したい。
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