区議会定例会報告 ①補正予算
6 月20 日、令和6 年第二回区議会定例会が7 月2 日までの会期で招集されました。主な議案は① 6 月一般会計補正予算②条例7件・契約23件③その他2件④報告5件⑤人事1件⑥請願審議⑦一般質問(1 日目:日本共産党・立憲民主党・自由民主党2名、2 日目:かがやき中央2名・公明党・区民クラブ・れいわ)という盛りだくさんの議会でした。急遽、一般質問を行うことになり、準備を万全にして取り組みました。まず、6 月補正予算です。能登半島地震を踏まえた防災対策(15 億1590 万円)が予算化され、1)家庭内備蓄促進事業:在宅避難に必要な備えを準備し防災意識を喚起するとして区民全員に5,000 円相当の防災用品カタログギフトの配布を行う(令和7 年3 月31 日までに区民になった方対象)。2)エレベーター防災キャビネットの無償配布(5733 万円):マンション住民が9割を超える本区においてエレベータ閉じ込め対策の強化を図る。3)備蓄の充実。4)防災倉庫の整備。次に子育て支援として、ベビーシッター利用支援事業などセーフティーネットの強化(1706 万円)などが主な内容です。補正予算について、昨年議員就任以来決算特別委員会や一般質問で一貫して主張してきた「全区民への支給事業」が、まず防災用品の分野で実を結んだことをご報告します。それまでの区の姿勢は、「全区民への支給事業は考えていない」というスタンスでしたが、大きな方針転換が行われたと考えております。
引き続き、区民生活を支える共通買物券の全区民への支給、また区民への現金給付などに取り組んでまいります。補正予算は全会一致で可決されました。
区議会定例会報告 ②一般質問
一般質問1 日目は共産党小栗議員「地方自治法改正」「都知事選をめぐる区長の政治姿勢」「築地市場」「晴海フラッグ」など。立憲永井議員「災害廃棄物と災害ボランティア」「困難を抱える女性支援」「感染症危機管理」など。自民党太田議員「まちづくり」「東京湾大華火祭」「区政への関心」「主権者教育」など。自民党かみや議員「行財政運営」「物価高騰対策」「日本橋東部地域の魅力向上」など。
2 日目はかがやきの青木議員「河川不法係留」「区内河川の環境改善」「水辺環境の活用」など。かがやきほづみ議員「区民の区政参加」「入札について」「防災分野のデジタル化」「特別支援教育と就学相談」など。公明党堀田議員「晴海フラッグ」「障害者施策」「歯周病対策」「中央清掃工場」など。区民クラブ渡部議員「高齢者施策」。
最後にれいわ新選組川畑「能登地震を踏まえた地域防災力の強化」「晴海と築地」「地方自治法改正」など。注目したのはやはり「晴海フラッグ」について質問する議員が私を含めて3名もいたことです。前号でも報告しましたが、やはり地元自治体として中央区は東京都に正式に事情説明を求めるべきと考えます。この問題は今後請願等が出される可能性もあると考えます。私は、れいわ新選組山本代表が国会で再三質問してきた能登半島地震の現状を踏まえた中央区の防災対策を時間の半分を使い質問いたしました。築地再開発については、三井不動産の経営戦略が築地の未来そのものになる今回の計画は見直すべきと主張しました。地方自治法改正について、国と地方の対等な関係を破壊するものと指摘しました。
区議会定例会報告 ③人事・意見書採択
6 月末で任期を迎える平林教育長の再任が提案され、承認しました。他会派と情報交換をして私も賛成致しました。確認した点は歴史教科書についてこれまでの歴史教科書を「自虐史観」として近現代日本の侵略戦争を美化する教科書採択を推進することがないかどうかをポイントにして判断しました。今後もしっかり監視をしてまいります。
今定例会では画期的な意見書が全会一致で採択されました。私も強く関心を寄せる「パレスチナ・ガザ地区の平和構築を求める意見書」が提出され、自民党の海老原議員から提案理由の説明がなされました。内容は「イスラエルは攻撃を停止すること」「ハマス指導者およびイスラエル指導者への逮捕状請求」「日本の過去の戦禍からハマス・イスラエル双方に停戦と人質の即時開放」を政府と立法府に訴えるものです。今回の意見書をまとめるには考え方に幅のある各会派の意見を一致させ、全会一致に持ち込んだ努力に敬意を表します。また、火葬の現状について、現在死者数が増えている関係もあり、なかなか火葬ができない状況もあり、東京都に「公営火葬場の新設を求める意見書」も全会一致で採択いたしました。
区民相談日
中央区民の皆様、生活や介護などご相談を受け付けています。
ご予約はQR コードよりお申し込みください。
2024 年7 月16 日10 時〜12 時
7 月22 日19 時〜21 時
7 月29 日19 時〜21 時
「区政報告会」開催!
日程:8 月4 日 11時〜12時 第1部
「晴海フラッグを見てみよう」現地ツアー
8 月4 日 14時〜16時 第2部
「区政報告会&れいわ新選組参議院政策委員 長谷川ういこ氏セミナー」
事前申込制:第1部 定員15名 第2部 定員45名
会場:はるみらい 第1、第2集会室
※お申し込みは上記のリンク より行えます。
活動報告
3日 各種委員長会・会派幹事長会
3日 財団作業日
4日 議会運営委員会
5日 天畠議員車椅子修理 議員会館
6日 企画総務委員会
7日 環境建設委員会
8日 財団シーティングセミナー
9日 トルナーレ街宣・ボランティアミーティング
10日 区民文教委員会
11日 福祉保健委員会
12日 区民相談日
12日 地域活性化対策特別委員会
13日 財団理事会
14日 築地等都市基盤整備特別委員会
17日 こども子育て・高齢者対策特別委員会
17日 区民相談日
18日 防災等安全対策特別委員会
20日 会派幹事長会・議会運営委員会
20日 第2回定例会本会議1日目
20日 れいわボラセン Zoom Cafe
21日 議会運営委員会・第2回定例会2日目
22日 櫛渕議員国会報告
23日 中央区ボランティアミーティング
24日 議会運営委員会・第2回定例会3日目
25日 会派代表者会・企画総務委員会
25日 区民相談日
26日 企画総務委員会
27日 福祉保健委員会
28日 環境建設委員会
28日 れいわボラセン 勉強会
29日 れいわ公職選挙法勉強会
7月2日 会派幹事長会・議会運営委員会・本会議最終日
編集後記
今日も暑かったですね(この原稿を書いているのは7 月3 日です)。今年も長期予報は【猛暑】です。海水温が高いのがその原因と言われています。「地球温暖化」と言われ、気候危機対策が国際的な取り組みとなってから25 年以上経ちます。大きな原因であるCO2 の排出量を引き下げるため、さまざまな国際的な取り組みが行われてきました。京都議定書→パリ協定→ COP28 へと続く国際的な目標達成に向けた取り組みが今まさに求められています。日本政府は2050 年カーボンユートラルを表明しており、それに向けたGX を推進するとしていますが、なぜか原子力発電がその中に組み込まれ、原子力発電の運転期間40 年を20 年も延長するなど危険な政策を進めています。原子炉の廃炉技術すら確立できない日本の現状では、運転期限を過ぎた原子炉の稼働は無謀の誹りを免れません。今こそ原子炉の廃炉を中心にした実証的な研究作業と自然エネルギーを中心とした電力供給、大容量高効率の蓄電池の開発にシフトすることが求められます。
東京都知事選挙始まる
混乱の定額減税開始
公職選挙法勉強会
6月13日 新橋街宣
シーティングセミナー
※次回の川風たよりは7・8 月の合併号となります。
9 月前半配信予定です。
0コメント